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簡易ベビーモニター(赤外線対応)を Raspberry Pi で作った(ノーコード・ノー工具)

前提

セットアップはこちらから。

要件

0歳児は夜寝るのが早い。だいたい20時には寝ているが、親である我々はそんなに早く寝ることが出来ない。なので子供が寝ている暗い部屋の隣の明るい部屋で夕食を食っていたりするのだけど、最近寝返りをしてそのままうつ伏せで寝ることがあり、それはとても危険なので監視している必要がある(最悪死ぬ)。しかし部屋の仕切りを開放すると寝室が明るくなり眠りが浅くなるので、なるべく暗いままで監視がしたい。これは早めに解決したい課題なので、以下の最低限の機能を実現する(完成品買えば?)。

カメラモジュール

Raspberry Pi に差し込めばすぐに使える。しかし冷静に考えたら高いな……(完成品買えば?)

mjpg-streamer のインストール

カメラの画像(静止画・動画)をストリーミング配信するツール。

$ sudo apt-get -y cmake libv4l-dev libjpeg-dev imagemagick
$ git clone https://github.com/jacksonliam/mjpg-streamer.git mjpg-streamer
$ cd mjpg-streamer/mjpg-streamer-experimental
$ make

mjpg-streamer の起動

$ cd ~/mjpg-streamer/mjpg-streamer-experimental
$ ./mjpg_streamer -o "./output_http.so -w ./www" -i "./input_raspicam.so -x 640 -y 480 -fps 30 -q 10"

Raspberry Pi を起動するたびにこのコマンドを打っていても仕方ないので、/etc/rc.local の最終行 exit 0 の前に雑なコマンドを書いて起動時に実行されるようにしている。

cd /home/pi/mjpg-streamer/mjpg-streamer-experimental/ && ./mjpg_streamer -o "./output_http.so -w ./www" -i "./input_raspicam.so -x 640 -y 480 -fps 30 -q 10"

ケースを作成

現代家庭生活であり余る資材とは段ボールのことだ。なのでこうなる。

段ボールケース

一応天地の板は段ボールを90度ズラした状態で二重にしてある。排熱も必要だろうから密閉はしていない。

光源

赤外線カメラなので赤外線を照射する必要がある。Amazon で適当に買った。強い赤外線を見つめ続けると白内障になる恐れがあるようで、たぶん神経質になるほどのものではないが、いちおう部屋の天井に向かって照射し、部屋全体に拡散するようにしている。

ブラウザからアクセス

http://[ホスト名]:8080/?action=stream

赤外線カメラの画像

なお http://[ホスト名]:8080 にアクセスしたらその機能の全容は分かる。

展望

せっかく寝室にラズパイを置くので、他に使いみちがあると思っている。例えば子供の安眠のためにホワイトノイズを流しているときにインターフォンに気付かないことがあるので、インターフォンを監視しているラズパイから通知が来たら寝室のラズパイがランプを光らせるとか(スマートフォンに通知すれば良いのだけど、寝かしつけ中は案外気付けない)、ありがちだけど環境監視とか。

以下に書いていくことにする。

ラズパイでやりたいこと - tbsmcd のいろいろ

Tags: Raspberry Pi